橋本逸夫(元上海総領事・元ラオス大使・元東北大学大学院教授)による研修・講演会が行われました。演題は「中国を始めとするアジア諸国との経済関係」で、20余名の参加の下、質疑応答を含め2時間余活発な議論が交わされました。
(以下プレゼン骨子)トランプ政権発足後の日本経済は当面好況が見込まれる。EUとトランプ政権との政経関係がギクシャクしており、世界場裡における日本の政治・経済プレゼンスは相対的に大きく高まっている。
米・中関係の展開は不透明であるが、トランプ政権は対中貿易赤字解消の為あらゆる手段を駆使すると思われる。
中国経済の成長率は鈍化しているが、簡単に破綻する事は無く堅調に推移すると思われる。内政は、ウイーグル・チベット等民族問題・所得格差問題が深刻化しており政府の舵取りが問われている。
韓国と中国は全く異なる国である、韓国はその歴史・地政学・民族・文化的諸点から見て極めて御し難く常識の通ずる国では無い。又国家の呈を成してない。
3大嫌日国として、中・韓・独を挙げる事が出来る。独は第1次大戦で日本に敗れた事もあり基本的に嫌日である。日本は勝手に独の技術力や創造力・勤勉等を高く評価しているが、独は日本をそうは思っていない。世界中でベンツ車を重宝しているのは日本と北朝鮮ぐらいだ。
近い将来、日本は労働力が圧倒的に不足する。東南アジア諸国からの協力をどのように得るかにつき熟考しなければならない。