2018年第1回研修・講演会(11月07日18:15~)

 台東館8F会議室に於いて20名余の参加の下、標記研修・講演会が開催されました。
 講師の三浦英孝氏(特定行政書士・東京都行政書士会文京支部副部長)から「新たな外国人
材の受入れと今後の展望」との演題で講演がなされました。
 冒頭、労働市場の未来推計2030(中央大学パーソル総合研究所)の資料を基に、今後の日
本の労働者雇用事情の厳しさの概観の指摘がなされました。

 主なテーマは、
1.入管法及び法務省設置法の一部を改正する法律案
2.日系四世の更なる受け入れ制度
3.新たな施策で、各項目順で説明がなされました。

1.では、制度創設の背景、出入国管理庁の創設、在留資格「特定技能1号・2号」の概要の
紹介がありました。
2.では、制度の目的・概要の説明、制度の要件につき、日系四世の活動の紹介がありました。
3.では、改正入管法の問題点として、
同氏から、日本語習得の支援体制・外国人や地域住民に対する啓発活動等の不足・社会保険
の加入促進と納税義務の履行促進・日本人の非正規雇用者問題・国民の理解不足・社会統合
政策(多文化共生政策)に関わる根拠法令の欠如等々の様々な指摘があり、その後参会者から
活発な議論が交わされました。